志賀高原(B)

<2006.09.15>

<2006年夏>
倭神豚:志賀高原を歩く

<第1日目:8km>・渋峠・・・ダマシ平・・・芳ケ平湿原・・・白根山湯釜==ホテル泊
<第2日目:10km>・硯川・・・前山・・・渋池・・・四十八池・・・大沼池・・・大沼池入口

・主催:クラブツーリズム ・宿泊:ホテルジャパン志賀
1泊2日バス・ハイキングツアー:単身参加(15.500円)

  

<第1日目>


 
1日目のハイキングスタート地は、長野・群馬の県境で群馬県側の標高2172mの渋峠。準備体操後山岳ガイドNMKさんの先導で登山道に入る。一番後には添乗員のYSIさんが付き不測の事態に備えて前後を固める。渋峠からの登山道はオオシラビソやトウヒ等の針葉樹林の中を足元の大小様々な石に注意しながら下る。
 

<ダマシ平>
渋峠から登山道を下り針葉樹林を抜けると笹原が一面に広がるダマシ平に着く、冬のスキーシーズンにスキーヤーが芳ケ平へのコースを間違えて危険なガラン沢方面へ降りて遭難することが多々あり、危険を知らせる為に付けられた名前。


<上写真の数字は>


@:芳ケ平湿原


A:芳ケ平ヒュッテ


B:白根火山への登山道


C:白根山(2160m)

 

 

<左写真はダマシ平から見た芳ケ平湿原>

<芳ケ平湿原>
渋峠から約1時間30分の標高1800mに位置する芳ケ平は、中層湿原で三ツ池または五ツ池を中心に大小数個の池から形成され、優れた景観と自然に親しんでもらう目的で、自然休養林に指定されている。湿原は木道の周遊歩道で一周出来て、ワタスゲが花穂を掲げる初夏の眺めは最高だとか、訪れた時は高山植物が湿原を飾る初夏の最盛期は過ぎた後だったが、一部のワタスゲやコバギボウシが夏の名残を見せて呉れました。

登るに従い景観が変わり硫黄の匂いが漂う
立ち止まり禁止の注意案内(写真クリックで拡大)

<白根山・湯釜>
標高2162mの白根山は、本白根山(2164.8m)とともに白根火山を形成する活火山で、白根山の爆裂火口の一つがエメラルドグリーンの池水を湛える神秘的な湯釜である。


<第2日目>

前山スキー場ゲレンデより硯川を見下ろす。前方の山は笠ケ岳(2075m)  (写真クリックで拡大)

北欧の森を思わせる渋池

<四十八池湿原>
北側の志賀山から流れ出した渦巻き溶岩流と、南側の鉢山溶岩流がぶつかり合って出来たとされる盆地上の地形は、世界的にも珍しいとされている。盆地の底は高層湿原が発達し、大小の池が点在して、初夏から秋にかけてミズバショウ・ツルコケモモ・ワタスゲが咲き、サンショウウオも棲む。尾瀬をコンパクトにしたような湿原でした。

木々の間に姿を見せた四十八池湿原

尾瀬を歩いてるのではと錯覚する四十八池湿原(写真クリックで拡大)

<大沼池>
大沼池は標高1695mに位置し、水深26m、長径870mで、志賀山の噴火で堰き止められて出来た志賀高原最大の池で、神秘的な色を湛えたこの池には、黒姫と大蛇の伝説を始め、いろいろな民話や言い伝があるとか。尚、硫酸銅を含んだ赤石山から流れ込む水の為コバルトブルーの美しい湖面を持つ池ですが、硫酸性湖のため魚は生息しません。

山岳ガイドも「今日は特に綺麗な色!」と絶賛の大沼池の湖面

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